1.【5分でわかる】赤ちゃんが泣く理由と対処法について
赤ちゃんが「泣く理由と対処法」と、「赤ちゃんが泣いているとき、絶対にやってはいけないこと」を解説します。
赤ちゃんが泣く理由と対処法
赤ちゃんが泣く主な6つの理由とその対処法は以下の通りです。
泣く理由 | 対処法 |
---|---|
胎外環境への不安から泣く | お母さんのお腹の中の環境を再現する |
抱きグセがついて泣く | ゆっくりと優しく揺らす |
眠いときにぐずって泣く | 安心感を与える |
自我が発達し感情が高ぶり泣く | 別のことに興味をそらす |
睡眠サイクルが不安定になり泣く(夜泣き) | お母さんのお腹の中の環境を再現する、安心感を与える |
空腹、排泄、病気など肉体的な不快感で泣く | 原因に合った対処をする |
【胎外環境への不安から泣く】
<理由>
新生児から生後3ヵ月ごろの赤ちゃんによくみられる泣く理由が、胎外環境への不安によるものです。
赤ちゃんは、静かで真っ暗な子宮のなかで、お母さんの心音だけを聞いて育ってきたため、生まれてすぐのころは、外界の環境に慣れられず、不安で泣いてしまうことがあります。
- <対処法>
- ・お母さんのお腹の中の環境を再現する
ようにあやすと泣き止むことが多いです。
【抱きグセがついて泣く】
<理由>
生後1ヵ月~5ヵ月ごろの赤ちゃんによくみられる理由が、抱きグセがついたことによって泣いてしまうことです。
たくさん抱っこをしてあげることで赤ちゃんは安心し、心身の成長にいい効果を与えると考えられていますが、「抱きグセ」がついてしまうと、抱っこしないとすぐにぐずってしまうことが多くなります。
- <対処法>
- ・ゆっくりと優しく揺らす
ようにあやすのが効果的です。
ベビーラックやゆりかごに乗せてあげたりすることがおすすめです。
【眠い時にぐずって泣く】
<理由>
生後2ヵ月ごろから始まり、2歳くらいまで続くのが、眠い時にぐずってしまうことです。
睡眠と覚醒のサイクルが未発達なために、半覚醒状態の時に泣いてしまうとされています。
- <対処法>
- ・安心感を与える
ことが効果的で、おしゃぶりをくわえさせたり、優しく抱っこをしてあげると、スムーズに入眠でき、泣き止んでくれることが多いです。
【自我が発達し感情が高ぶり泣く】
<理由>
生後4ヵ月目以降は赤ちゃんに自我が芽生え始め、「思い通りにならない」「つまらない」という理由で泣くこともあります。
この性格的な理由による泣きは、子どもがある程度大きくなるまで続くことが多いです。
- <対処法>
- ・別のことに興味をそらす
ことが効果的です。
悲しい、つらいなどの感情から注意をそらすために、おもちゃがくるくる回り視覚を刺激するベッドメリーや、音で興味を引くガラガラなどであやすのがおすすめです。
【睡眠サイクルが不安定になり泣く】
<理由>
生後3ヵ月目以降、2歳ごろまで続くのが不安定な睡眠サイクルにより夜中に覚醒し、部屋が暗かったり、パパやママがそばにいないことに不安を感じて泣いてしまう、いわゆる「夜泣き」です。
- <対処法>
- ・お母さんのお腹の中の環境を再現する
- ・安心感を与える
ことが効果的とされています。
また「シー」と言って聞かせてあげるのもおすすめです。この音は、胎内にいたころ聞いたママの血管に血液が流れる音と似ていて、赤ちゃんが安心するといわれています。
【空腹、排泄、病気など肉体的な不快感で泣く】
<理由>
肉体的に不快感や不調を感じているときは、赤ちゃんが激しく泣くことがほとんどです。
- <対処法>
- ・原因を探り対処をする
ことで解決します。
お腹がすいている場合はミルクをあげる、うんちをしたときはおむつを替えてあげる、等部屋の湿度が高い時は除湿器をつける、等を行います。
しかし、痛みやかゆみ、発熱など病気の症状が出て辛くて泣いている場合もありますので、不安があればすぐに病院に行くことが大切です。
赤ちゃんが泣いているとき、絶対にやってはいけないこと
赤ちゃんが泣いているときに、絶対に強く揺さぶってはいけません。
強く揺さぶると赤ちゃんは一時的に泣き止みますが、これは「乳幼児揺さぶられ症候群」により泣き止んでいるだけのことです。
赤ちゃんの脳にダメージを与えてしまい、言語・学習能力に障害が出る、歩行困難、失明、最悪の場合は死に至る場合があるので、泣き止まないからと言って強く揺さぶってはいけません。